フリーランスと呼ばれる人がこの1年で急増しています。
副業をするにしても、起業して稼ぐにしても、仕事が増える人と減る人の差が開くことになりそうです。
2021年4月6日(火)の日経新聞に個人事業主の識別番号について掲載がありました。
個人番号(マイナンバー)とは別に、法人に割り振られている13桁法人番号が、個人事業主にも割り振られるみたいです。スピードが早いですね!
マイナンバーの記事は、こちらも参考にしてください。
インボイス制度や補助金の手続きなども一気に広がりそうですね。
この記事では、起業女性や小さな会社(個人事業主)に識別番号が割り振られるとどうなるのかを書いてみました。参考にしてみてください。
個人事業主版のマイナンバー?補助金や税務の手続きが簡単に!
どうして識別番号が割り振られるのー?
フリーランスと呼ばれる人が増加して、速やかに管理する方法が無かったからです。収拾がつかなくなったんですね笑
個人事業主は、会社を設立せずに個人や家族で商売を営む人のことです。
昨年は、コロナの影響で売上げが苦しくなった企業に対する持続化給付金や補助金支給がありましたが、管理する側に多大な時間を要しました。
もともと売上げの少ない企業なのに100万円受給しているとか補助金を採択しても振り込みされるまで1年近くかかったとか国の管理方法も問われました。
今回の識別番号は、個人事業主やフリーランスと呼ばれる人が増加傾向にあっても、補助金の支給や雇用保険、税務手続きの効率化を図ることが目的です。
識別番号の期待できる効果
個人事業主にも識別番号を割り振ることで、どのようなことが期待できるでしょうか。
識別番号で管理されることは、
- 消費税のインボイスに記入
- 雇用保険、健康保険、厚生年金などを管理
- 小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金などの事務手続き
です。
社会保険を支払っているか、適格請求書発行事業者であるか、開業届を出しているかなど管理されます。
またアナログな手続きが、デジタル化されていきます。不正受給や給付金支給の混乱を招くことを防げますね。
昨年のコロナ特別支給は、とてもありがたい話でしたが、アメリカと比べると給付金の支給スピードが遅かったですよね。識別番号によって改善されると思います。
2024年10月から「インボイス制度」がはじまります。買い手(課税事業者)から求められたときは、インボイスを交付しないといけません。識別番号で管理されることになります。
効果としては、
- 開業届を提出している事業主か把握できる
- 適格請求書発行事業者か把握できる
- 補助金や給付金の支給スピードがあがる
- 雇用保険、社会保険の不正利用を防ぐことができる
- 会社規模に応じて的確な支援を行うことができる
- 激増したフリーランスを管理することができ
- 転売ヤーなど怪しいフリーランスを淘汰できる
などが考えられます。
「地に足つけて事業をしてね」ということですね!
個人事業主版のマイナンバー?補助金や税務の手続きが簡単に! まとめ
法人化していなくても「事業をしている=会社を経営している」とみなされる時代ですね。
個人事業主の識別番号は、先の話になりますが、起業している人全員に関係のある話です。
知らなかったではなく、数年後には整備されるころになります。情報には敏感になっておきましょう!
起業女性や小さな会社(個人事業主)に識別番号が割り振られるとどうなるのかを書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。