自営業(フリーランス含む)は、会社員や公務員と違い、将来的に受け取れる公的年金が少ないです。
20歳~60歳まで40年間に国民年金を納めた場合、65歳からの老齢基礎年金は78万円。月額で約6.5万円になります。
先日のブログで、年金受給額と2つの法改正について書きました。
制度の理解はもちろんですが、国民年金を払い続けているだけでは、受給額が大幅に増えないことは想定されます。早めに対策をした方がよさそうです。
対策といっても、どのくらい準備したらいいんだろう。
今、自営業(フリーランス)でも会社員時代が長かったり、その時の年収によって将来の受給額が変わります。
どのくらい受け取れるか知りたくないですか。
受給額が確認できたら、不足額に対してどのように対策していくか考えやすいと思います。
厚生労働省が運営する便利なサイトがあります!
あまり知られてないですが、厚生労働省が「公的年金シミュレーター」(試験運用中)というサイトを運営しています。
自分の加入状況や将来の受給見込み額が確認できるサイトです。
この記事では「年金シミュレーター」について紹介します。参考になれば幸いです。
「公的年金シミュレーター」で実際の年金額を算出する
厚生労働省が、4月から試験運用をはじめている「公的年金シミュレーター」は、誕生月に送られてくる「年金定期便」に記載されている2次元コードを読み込むだけで手軽に試算できるサイトです。
年金定期便がなくても試算できます。
操作方法については、以下の解説動画があるので、興味ある方は下記リンクをご参照ください。
「年金シミュレーション」をクリックすると基本情報の入力ページに飛びます。
このサイトのいいとことは、年金定期便が手元にない人でも簡単に試算ができることです。
- 必須項目の生年月日を入力し「試算する」をクリック
- 働き方・暮らし方を入力(例:22歳~30歳第二号被保険者、30歳~40歳第一号被保険者、40歳~59歳第二号被保険者)し「試算する」をクリック
で、将来の年金受給額が出てきます。
22歳~59歳まで国民年金と付加保険料を支払った場合、65歳から年額87万円受給できるみたいです。
簡単に試算できる!
ご興味ある方は、下記リンクから飛んでみてください。
繰り上げ受給、繰り下げ受給のシミュレーションもできます
「公的年金シミュレーター」は、60歳に繰り上げ受給した場合や65歳以降に繰り下げ受給をした場合のシミュレーションも算出できます。
22歳~59歳まで国民年金と付加保険料を納めて75歳まで繰り下げた場合、年額153万円になります。
年額87万円が、年額153万円になります!
健康で長生きできるように努力しなければですね。
それでも少ないので、不足分は増やしていかないとと思いました。
- 長生きして繰り下げ需給できるように健康寿命を延ばす
- 法人化して第二号被保険者になる
- 不足分は、iDeCoで運用し年金づくりする
など方法はたくさん!
試算結果があるとどのような対策をすればいいか検討しやすいですね。
年金ネットとの違い
似たようなサイトで、日本年金機構の「年金ネット」というサイトもあります。
同じように将来の受給額が算出されますが、試算に加え、これまでの年金記録をパソコンやスマートフォンから確認したい場合は「年金ネット」の方が詳細に出ます。
「公的年金シミュレーター」で実際の年金額を算出する まとめ
このサイト、あんまり浸透していないよね。
探せば無料で使える便利なツール、けっこうあるんです。「公的年金シミュレーター」があれば、お金払ってFPに年金相談する必要なくなります(笑)
まだ試験運用中ですが「公的年金シミュレーター」無料で活用できます。こういった便利なツールは、知ったもの勝ちです。使い倒しちゃってください!
「公的年金シミュレーター」について書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。
厚生労働省HP「公的年金シミュレーター」URL:https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp/