中小法人等上限60万円、個人事業主等上限30万円が支給される一時支援金。
3月8日(月)~5月31日(月)までが申請期間です。
先日、私も申請手続きを終えました。
昨年の持続化給付金と比べ、電子申請のため手続きが楽だなと感じます。
また以前はなかった『事前確認』など必要な手続きも増えたので、該当する方は早めに申請手続きしちゃいましょう。
この記事では、一時支援金について書きました。参考になれば幸いです。
一時支援金は、申請しましたか?
一時支援金ってそもそも何だろう?
一時支援金事務局ページには、支給される目的が以下のように書かれています。
一時支援金とは、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき2021年1月7日に発令された新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言(以下「緊急事態宣言」という。)に伴う飲食店の時短営業又は不要不急の外出・移動の自粛により、特に大きな影響を受け、売上が大きく減少している中堅企業、中小企業その他の法人等及びフリーランスを含む個人事業者に対して、緊急事態宣言の影響が特に大きい2021年1月から同年3月までの期間における影響を緩和して、事業の継続を支援するため、事業全般に広く使える一時支援金を迅速かつ公正に給付することを目的とします。
一時支援金事務局ページより
フリーランスを含む個人事業者の多くが対象となります。
皆さんも該当しないか一度確認してみてくださいね。
給付対象について
今回の申請は、
- 個人事業主
- 2018年以前より開業している
というフリーランスを含む個人事業者の申請について書いてます。
副業の方(主な収入が給料所得の方、雑所得の方)、中小法人の方は、申請要件や上限金額が異なるので別途ご確認ください。
申請期間と給付について
申請期間は、3月8日~5月31日までです。
申請書類をもとに審査が行われ、事務局宛てにて記載した銀行口座に振り込まれます。
給付されたら給付通知(不給付の場合、不給付通知)が発送されるそうです。
給付額について
個人事業者は、上限300,000円です。
以下の計算式に基づき支給されます。
一時支援金の給付額は、30万円を超えない範囲で、2019年又は2020年(基準年)の1月から3月まで(以下「基準期間」という。)の事業収入から対象月の月間事業収入に3を乗じて得た額を差し引いたものとします。
一時支援金事務局ページより
例えば、基準年が2019年の場合。

2019年1月、2月、3月の合計所得が、140万。
2021年の対象月の所得が、20万です。

上限30万=140万-20万×3で上限30万となります。
申請ページに計算できる場所がありますよ!
申請手順について
一時支援金は、電子申請になります。2019年、2020年の確定申告の控え、対象月の月次表、宣誓・同意書(自署したもの)が必要になります。
はじめにマイページの作成(仮登録)が必要です。
一時支援金ページの『申請仮登録』をクリック。
- 事業形態
- メールアドレス
- 連絡先(携帯可)
- 申請にあたっての同意にチェック
を記載し、仮登録をします。
登録メールアドレスから本登録
mailアドレスに本登録のURLが届きます。
そこから個人事業者の申請に進んでください。
申請の前に専門機関による事前確認が必要!
どこに確認したらいいんだろう。銀行や税理士事務所には取引がないんだけど。
まずは、管轄の商工会・商工会議所に連絡してみてください。所在地によっては法人のみ対応している場合があるのですが「〇〇へ問い合わせてください」と親切に教えてくれますよ!
個人的にも困ったのが、どこに事前確認したらいいんだろうという問題でした。

税理士事務所、行政書士事務所、商工会議所、銀行、信金などが出てきました。
最初は、自宅から近い某銀行に問合せをしたのですが「通帳はお持ちですか。」と聞かれ、取引のない銀行だったので、事前確認はしてもらえず。
次に取引のある銀行に電話をしたら「融資の取引がないのでお受けできません。」と言われました。
次に知り合いの税理士が登録機関だったので、問合せしたら「顧問先以外はお金がかかる」と。(まぁそうですよね・・・。)ということで断念。
結局、商工会議所に電話しました。最初から商工会議所に問合せすればよかったです。
名古屋商工会議所では、
- 商工会議所の会員
- 中小法人
以外は、事前確認はしていなかったので、別の機関を紹介していただきました。
対面、またはzoomにて事前確認
事前確認の予約をして、zoomにて面談しました。
会場に足を運ばなくてもいいのはありがたいですね。
私は、事前確認の予約をして30分後にたまたま空いていたので、zoomの予約ができました。締め切りギリギリになると混むことが予想されるので、早めに予約しておきましょう。
画面共有をしながら、1つ1つ確認しました。
- 身分証明の提示
- 確定申告(2019年、2020年)があるか
- 2019年、2020年の月次表の確認
- そこに記載されている法人の振り込み履歴があるか(通帳ページが必要でした)
- 宣誓・同意書の確認
を行いました。
事前に書類がスムーズに出れば、20分くらいで終わります。
あとは、本登録から書類一式添付して申請するだけです。簡単にできました!
事前確認が終わってから30分後くらいには、一般的に申請ができるようになるそうです。
企業によって異なるみたいです。
4月28日発表!月次支援金が出ます!
4月28日に新たな施策が発表されました。2021年4月、5月も2019年・2020年の同月と比較し、売上げが50%以上減少している場合、法人上限20万、個人事業者上限10万が出ます。
4月、5月ともに売上げが減少している場合は、10万ずつ受け取れます。
一時支援金を一回申請している場合は、申請した情報は使用可能です。電子申請ってスムーズですよね。
申請開始は、6月以降だそうです。詳細を待ちましょう。
まじめに商売していない個人事業主は、どんどん淘汰されていくよね。これを機に月次もしっかり付けておかないと!
一時支援金は、申請しましたか? まとめ
申請内容としては、昨年の持続化給付金と比べるとずいぶん楽でした。
印刷と郵送の手間が省けたのがありがたかったです。
不正受給の防止にもなりますし、今後は電子申請が普通になるでしょうね。
一時支援金は、一人で申請できますよ!詐欺まがいな申請代行業者もいるので、気をつけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。